■レシピ提供:川原耕平 調理師  2014.6.27掲載

@蓮根のシャキシャキ感とあんずの酸味で、サッパリ涼しげな夏を感じる和菓子になりました。

A蓮根のシャキシャキ感をなくしたい方は、下茹での時間を延ばして下さい。

B蓮根は薄くスライスをして酢水にさらしてから、茹でてフードプロセッサーで粉砕して下さい。変色することなく綺麗に仕上がります。

C使用した金型(縦110mmx横140mmx深45mm)

《あんずの蓮根羹》

ドライあんずを使った蓮根羹は蓮根の食感と
あんずの爽やかな酸味で清涼感を引き立たせ、
和三盆を使用し上品な甘さに仕上げました。
見た目もみずみずしく夏にピッタリの和菓子です。

【材料】

 @粉砕した蓮根(予め茹でたもの)  150g
 Aドライあんずの水煮  70g
 B水  400cc
 C和三盆  150g
 D寒天  1本
 Eドライあんずの水煮  適量

【作り方】

(1)ドライあんずの水煮70g+水400ccをミキサーにかけ裏漉しをする。

(2)鍋に、(1)+ふやかしておいた寒天+粉砕した蓮根+和三盆を加えて、ゆっくりと弱火で寒天が溶けるまでかき混ぜ続ける。

(3)寒天が溶けたら、金型にドライあんずの水煮を並べ、Aを流し込み冷やし固めたら完成です。


【材料】ドライフルーツの水煮

 @今回使用したドライフルーツ
アメリカ産アプリコットCHOICE
 適量
 Aお湯  @が浸る位

【作り方】

(1)鍋に適量のドライフルーツと浸る位のお湯を入れて蓋を閉め、ふっくらするまで極弱火で煮る。

※ドライフルーツを水煮にする際は、色移りを避けるため濃色・薄色を分けて炊いて下さい。

(2)ふっくらしたら余分な煮汁がなくなるまで煮詰めて完成。

※ワンポイント
複数のドライフルーツの水煮を作る場合は、ジャム便に小分けして大きめの鍋で湯煎すると、複数同時に出来上がり、大幅な時間の短縮ができます。

【ジャム瓶を使った水煮の作り方】

(1)ジャム瓶に適量のドライフルーツと浸る位の水を入れ、蓋をしっかりとして鍋に並べる。鍋にジャム瓶の半分以上に水を入れて湯煎する。ドライフルーツがふっくらしてきたら鍋から外し、常温に戻す。

※ジャム瓶を湯煎する場合は必ず水の状態から。

(2)常温に戻ったらジャム瓶から鍋に移し、水分がなくなるまで煮詰めて完成。

※注意点
糖度の高いドライフルーツはふっくらしないものもあるのでその時は湯煎をやめて煮汁をそのまま使う。
※くれぐれもやけどには注意してください。