NO-FOODLOSS PROJECT
食品ロスってなに?

あ、このお菓子、賞味期限が昨日までだ。
食べるの楽しみにしてたのになぁ・・・
もったいないけど捨てちゃえ。

かい君、ちょっと待って!賞味期限が切れたからと言って、すぐに食べられないというわけではないのに捨ててしまうのはもったいないわね。 そういった食べられるのに捨ててしまう食品は『食品ロス』といって、今大きな問題になっているのよ。


賞味期限が切れても食べられないわけではないんだね。 食品ロスってなんだろう?

日本では年間1,700万トンの食品廃棄物が排出されているんだけど、このうち本来食べられるのに廃棄されている『食品ロス』は年間500〜800万トンと言われているわ。

そんなにたくさん!!!

そう!この数字は国民ひとりひとりが毎日おにぎりを1~2個捨てているのと同じ、と言われている量なの。


世界には食べ物が足りなくて大変な国もたくさんあるって、聞いたことがあるよ・・・。

そうね、世界の栄養不足人口は8億7千万人(2010-2012年)で世界の人口の8人に1人という状況なの。世界全体の食料援助量は約400万トン(2011年)だから、日本の食品ロス500〜800万トンという数字はその2倍という大変な数字なの。 世界では栄養不足で困っている人々がたくさんいるというのに、とてももったいないことをしているわね。

この問題を解決するにはどうしたらいいんだろう?

@卸売業・小売業の多くで取引条件として設定されている納品期限(1/3ルール)の見直し
A科学的根拠に基づいた賞味期限の見直し
B表示方法の見直し

などいろいろあるけど・・・。

う〜ん・・・難しそうだなぁ。

たしかに、私たち一般消費者には難しいかもしれないわね。
でも、「賞味期限」と「消費期限」について理解することは、わたしたちでも簡単に食品ロスを減らすことができる重要なポイントだと思うわ。

最初に話した賞味期限の切れたお菓子でも、食べられないわけではないってことだね!

そう、「賞味期限」と「消費期限」では大きな違いがあるから、そこをキチンと理解することが重要ね。

賞味期限と消費期限を良く理解して、食べ物を捨ててしまうことのないように僕たちも気をつけることが重要なんだね!

消費者ひとりひとりの意識改革が、食品ロスを減らしていく大きな力になっていくでしょうね。 そして、政府でも関係省庁が連携を取り、官民が連携して食品ロスの削減に向けた国民運動の展開をしているのよ。
詳しくは下記のリンクを見てね。

・農林水産省・・・食品ロスの削減・食品廃棄物の発生抑制

・消費者庁・・・食べもののムダをなくそうプロジェクト
〜食品ロス削減のため、できることから始めよう〜




わたしたち 株式会社三海は、NO-FOODLOSS PROJECTに賛同しております。


当社が主に扱っているドライフルーツは本来保存食としての性質を持ち、適切な条件で保管をすれば賞味期限が長く、賞味期限を過ぎても品質が穏やかに変化する食品です。 また、原料となる果物はキズや大きさ、形の不揃いなどの理由で青果としては規格外ですが、ドライフルーツとして加工され、食品ロス削減に貢献している商品もあります。


当社でも食品を取り扱う企業として、食品ロスを減らすためにできることからはじめていきます。

●当社では、製造元での科学的・合理的根拠に基づいた賞味期限設定を目指します。
●当社では、納入先への賞味期限、納品期限に関する理解を求めていきます。
●当社では、商品の品質保持のための適切な保存方法の表示を検討していきます。